観戦

 ビデオなどで、一流選手のプレーをみることは、非常に勉強になります。ふつうにみてるだけでも楽しいのですが、一工夫すると、自分自身の卓球にもよい効果を生むこともあります。

 たとえば、プレーのリズムに注目してみてみます。コン、コン、グイッ、みたいな感じで、言語化してみてもよいでしょう。ともかく、細かいことは抜きにしてリズムを感じます。実はこのりずむという奴が、卓球では案外大事なのです。

 あの小さな卓球台の上を非常な速さで打ち合うのが卓球と言うスポーツです。ちょっと考えればわかるのですが、一流選手の打ち合ってるスピードは、人間の通常の反応速度を超えています。端的に言えば、彼らとて、「ボールが来てから反応」はしていないのです。

 このことを、「予測能力」として説明する人がいますが、あまり感覚的にはビビッときません。私は、「リズム」という言葉のほうがピンときます。相手のフォーム動き、何よりそれまでの球の流れを踏まえて、ピン球はこちらまで飛んでくるのです。決して、脈絡なく、めちゃくちゃに飛んでくるのではありません。一流選手のリズム感をみる、というのは面白いイメージトレーニングになると思います。

 でも、そう考えると、わざと、リズムをはずす、っていうのも有効だってことですよね。大仰なフォームの割に球が飛んで来ない、とか。サービスならみんなやってるけど、ラリー中にリズムのことをみんな、あんまり意識しませんよね。ちょっと工夫してみるのは有効かもしれません。

N.Torii(2000-12-23 )

 

 

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